お知らせ

新しいインフルエンザ検査(nodoca)の導入のお知らせ

当院では、インフルエンザと診断するための検査方法の一つとして、アイリス社が開発したAI搭載インフルエンザ検査医療機器「nodoca(ノドカ)」という検査を導入しました。

「nodoca」は、専用カメラで撮影した咽頭画像と、問診情報などをもとに、インフルエンザ感染症かどうかをAI判定する検査方法です。「nodoca」を用いた検査は、保険適用されており、日本全国で約2,000の医療機関に導入されています。

インフルエンザウイルスに感染している方の「のど」が特徴的な見た目をしていることは、医師が診断する際に、これまでも重要な情報として認識されていました。実際に、小児科診療の研修において、発熱している患者さんの喉の奥(咽頭後壁)がイクラ状に盛り上がった見た目をしている場合には、インフルエンザの可能性が高いと教わってきました。

それらの臨床診断をAI判定を用いて、患者さんに痛みが少ない(鼻に綿棒を突っ込まなくても良い)方法で開発された検査が「nodoca」です。詳細については、アイリス社のHPをご参照ください。
AI搭載インフルエンザ検査医療機器nodoca|nodoca

<検査適応>
・6歳以上であること
・口を大きく開けることができること

6歳未満のお子さんに関しては、臨床試験上、有用性が確立していないため、従来のインフルエンザ抗原検査での実施が必要となります。また、口を大きく開けて診察が難しい方(咽頭反射が強い方)も検査が難しい可能性があります。

今回、nodocaを導入するにあたり、ご不明点やご不安な点があるかもしれません。検査や診察に対しての不安を少しでも軽減できるよう、患者さんにとって、より安全で、やさしい診療を提供したいと考えておりますので、ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

<匿名加工情報の作成と提供に関する公表については下記リンクをご覧ください>
https://publication.data-anonymization.jp/1512410653/information.pdf